「どのAIがいいの?」への答え方
この記事についてAbout this article
ゴールGoal 任せたい仕事から使うAIを選ぶ
こんなあなたへFor you if どのAIを契約すればいいか迷う方
この記事の要約Summary
ChatGPT・Claude・Gemini・Copilot の得意分野を並べ、任せたい仕事から1つ選ぶ順番を説明します。
- 所要時間Time
- 5分
- 必要な準備What you need
- ー
ChatGPT?Claude?Gemini?Copilot? AIの話をすると、最後は必ずこの質問に行き着きます。 答えは優劣ではなく、適材適所です。
※2026年9月時点
AI 選びは優劣でなく、任せたい仕事 から決めます。4 つの AI は持ち場が違うだけで、併用も普通。1 か月ずつ試して馴染むものを残します。
「で、どのAIがいいの?」
エージェントAIに事務仕事を任せられる。 AIに仕事を任せる話をすると、必ずこう聞かれます。
この記事は、その疑問へのお答えです。 先に結論をひとことで言うと、こうなります。
答えは優劣ではなく、適材適所。「任せたい仕事」から選ぶと、迷わなくなります。
主要なAIの性格の違いと、この連載がClaudeを軸にしている理由も、正直に書きます。
主要AIの「性格」と持ち場
いま名前をよく聞く4つを並べてみます。 どれも優秀で、日々進化しています。 細かな機能差はすぐ入れ替わるので、ここでは大づかみな性格と持ち場として捉えてください。
ChatGPT(OpenAI) 無料プランから始められ、有料のPlusは月20ドルです。 ファイルの読み込み、調べ物をまとめるDeep Research、作業をまとめて置くプロジェクト機能などが公式に案内されています。
Claude(Anthropic) 無料プランから始められ、有料のProは月20ドルです。 チャットのほか、ファイルの作成、外部サービスとの接続、パソコン上で作業を進めるCowork、Microsoft 365向けの連携などが公式に案内されています。
Gemini(Google) Googleアカウントがあれば無料で使え、有料のGoogle AI Proは月19.99ドルです。 有料プランでは、GmailやGoogleドキュメントの中でGeminiを使えると案内されています。
Copilot(Microsoft) 法人向けのMicrosoft 365 Copilotは、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsの中で働くAIです。 Microsoft 365の追加ライセンスとして提供され、中小企業向けのBusiness版は年払いで1ユーザー月18ドル(通常21ドル)です。
(※料金はいずれも2026年9月時点・米ドル表記の公式ページ参照。日本円の価格や無料枠の条件は各公式ページでご確認ください)
こうして見ると、「どれが一番か」という問いの立て方自体が、少しずれていることに気づきます。 書道の筆と万年筆とボールペンに順位を付けないのと同じです。 それぞれに向いた紙と用件があります。
見どころ:4つのAIを「性格」と「持ち場」で並べた地図。順位表ではありません。
- 上段の「持ち場」。どの道具の中で働くかが、いちばん大きな違いです。
- 中段の「入口の料金」。どれも無料か月20ドル前後から始められます。
- 下段の一言。「性格のイメージ」であって、性能の優劣ではありません。

「任せたい仕事」から選ぶ
選び方の順番を入れ替えましょう。 「どのAIが優秀か」ではなく、「自分は何を任せたいか」から始めます。
- 日々の文書がWord・Excel中心で、その中で完結させたい → Copilotが自然
- メールも文書もGoogleで回している → Geminiが自然
- まずは広く使われているものから触りたい → ChatGPTが自然
- フォルダを渡して書類仕事を進めてほしい → この連載ではClaudeでお見せしています
任せたい仕事が決まっていれば、選択はほとんど自動的に決まります。 逆に、仕事が決まっていないうちは、どれを選んでも「すごいけど、何に使おう?」で止まってしまいます。
見どころ:「どれが良い?」ではなく「何を任せる?」から矢印が伸びる図。
- 左の出発点。「任せたい仕事」が先に来ます。
- 右の4つの行き先。仕事の置き場所(Office・Google・チャット・フォルダ)で分かれます。
- 下の注記。どれを選んでも、あとから乗り換えたり併用したりできます。

この連載がClaudeを軸にする理由
この連載はClaudeを軸に書いています。 理由は、正直に言うと3つです。
- 著者が実務で使っているから 自分の事務所の書類仕事で毎日使い、結果を見ている道具でお見せしたい。
- フォルダを渡して任せる働き方に合っていたから パソコン上で作業を進めるCoworkや外部サービスとの接続が、「書類仕事を任せる」形に合っていた。
- 説明がしやすいから 無料プランから月20ドルのProまで段階があり、読者が同じ画面で追いかけやすい。
一方で、これは「Claudeが万能」という意味ではありません。 Office連携ならCopilotに、Google連携ならGeminiに分がある場面は普通にあります。 ChatGPTもClaudeもGeminiも、「エージェント」と呼ばれる働き方を持ちはじめています。 私たちの用途──書類仕事を任せる──に合っていた、というのが正確なところです。
データの扱いや情報管理の考え方は、こちらで扱います。
くわしくはこの記事で入力した情報はどこへ行く?入力した情報が学習に使われるかどうかの話は、この記事にあります。
併用という現実解
最後に、実務家の間で実際に多い答えを。 併用です。
たとえば「調べ物と文章の壁打ちはChatGPT、書類仕事とファイル操作はClaude」のような使い分けです。 今回確認した4社とも、無料プランや月単位の有料プランが用意されています。 1か月ずつ試して、手に馴染むものを残すやり方が現実的です。
道具箱に筆記具が2本あって困ることはありません。 「1つに決めなければ」と力む必要はないのです。
まとめ
- 主要AIは性格と持ち場が違うだけで、単純な優劣ではない
- 「任せたい仕事」から逆算すれば、選択はほぼ決まる
- この連載は、著者が実務で使っている相性でClaudeを軸にしている
- 併用も普通。月単位で試して、馴染むものを残せばいい
道具選びの迷いは、たいてい「任せたい仕事の解像度」が上がると消えます。 AIはあくまで道具です。 選ぶ力もまた、自分の仕事を言葉にする力から生まれます。
「どのAIがいいの?」への答えは、優劣ではなく適材適所。任せたい仕事が言葉になれば、道具は自然に決まります。
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