売るものが、何もなかった
この記事についてAbout this article
ゴールGoal 事業ごと買う道がどこで行き止まるか
こんなあなたへFor you if 売る商品が無く事業を買おうと考える方
この記事の要約Summary
売るものが何もないまま独立し、事業ごと買おうとした記録です。いい案件が表に出てこない理由まで。
- 所要時間Time
- 3分
- 必要な準備What you need
- ー
独立してみて、まず直面したのは単純なことだった。 売るものが、手元に何もない。 ならば事業ごと買えばいい——そう考えて動き出したときの話。
※2026年9月時点
売るものが無いなら買えばいい——そう考えてマッチングサイトを毎日巡回した。分かったのは、いい案件はそこに出てこないという当たり前のことだった。
1. 何を買おうとしたのか
お茶の事業である。
なぜお茶だったのかは、前の回に書いた。
くわしくはこの記事で「やりたい仕事」など存在しない抹茶の市場に向かおうと考えるまでの話は、この記事にあります。
2. キャリアには3つの分岐がある
前提の話をしたい。 キャリアの選択には、大きく3つの分岐があると思っている。
- 独立:自分でビジネスを切り開いていく
- 就職:会社で働く
- その他:ビジネス以外のフィールドや、副業に力を入れる
副業をしながらサラリーマンをしている人。 ビジネスオーナーでありながら、NPOにも所属している人。 そういう複雑なケースは、いったん脇に置きたい。
※そもそも、そこまでマルチに活躍できる人は、キャリアで悩んでいない気もする。
私が選んだのは「独立」だった。
3. 独立は、収入ゼロから始まる
独立するということは、収入がまったくないところから始まるということだ。
サラリーマンをやっているとよく分かるのだが、お客さまはそう簡単に商品を買ってくれない。 だから泥臭い努力をして、やっと1つ買ってもらう。 (人によっては努力とも思わず、熱中しているだけかもしれないが)
営業マンが1つの部署に10人いて、パイプラインを管理している。 保険の営業が、顧客リストの電話番号とメールアドレスに片っ端から連絡を入れている。 そういう光景を、ずっと横目で見てきた。
それでも、いざ自分がその立場になると、見てきたことは頭から完全に消えてしまう。
4. 商品がないなら、買えばいい
お茶をやろうと思ったとき、私が考えたのは事業承継による買収だった。 思考はいたって単純である。
独立して、手元に商品もサービスもない。 ならば、商品やサービスごと事業を買えばいいのではないか。
そう考えて、TRANBI(トランビ)とBATONZ(バトンズ)を毎日のように巡回するようになる。 ご存じない方は、一度のぞいてみてほしい。
5. いい案件は、そこには出てこない
でも、思っているような案件はほとんど出てこない。
それはそうだ。 案件は「売りたい人」から出されている。 うまくいっている事業を手放そうという人はいない。 出ている案件には、何らかの訳がある。
それに、いい案件は起業家や銀行、役所のところに先に出る。 不動産と同じだ。 いい物件は、Webに掲載される前に決まってしまう。
さらに、事業の買収やM&Aをバンバンやっている人はプロである。 素人がそこに参戦したところで、プロ対素人のやりとりになる。 事業を渡す側には実績があり、渡される側の私には実績がない。 そこに、インセンティブや手数料という概念も乗ってくる。
つまり、チャンスは自分から拾いに行かないといけない。 そして、資金不足も解消しないといけない。
6. そもそも、お茶屋さんはWebに出さない
もうひとつ、決定的なことがある。 お茶の事業だ。
想像してみてほしい。 商店街のお茶屋さんが、自分の商売をWebサービスに出すだろうか。
そんなわけがない。
ここから私は、事業承継を扱うサービスそのものを探すようになる。
(次回:事業は、買える人にしか売られない)
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