返信の下書きを、自分の口調で

この記事についてAbout this article

ゴールGoal AIの下書きを自分の口調に近づける

こんなあなたへFor you if AIのメールが自分の文章に見えない方

この記事の要約Summary

過去に自分が送ったメール3通を見せると、AIの下書きが自分の文章に近づきます。確かめ方と注意点つき。

所要時間Time
3分 作業時間:約work approx. 10分 min
必要な準備What you need
アプリケーションApps ChatGPTClaudeGemini いずれか1つ・無料で可
データData 自分が過去に送ったメール3通

「丁寧に」と伝える代わりに、過去の自分のメールを渡す。 書き方は、説明するより見せるほうが速い。

※2026年9月時点


口調は説明せず、実物のメール 3 通を渡す。「丁寧に」と説明するより、送信済みメールを見せるほうが幅がずれない。伝わる幅、用意するもの、確かめ方

口調は「丁寧に」と説明せず、実物のメール 3 通を渡します。説明するより見せるほうが、伝わる幅がずれません。

「AIが書くと、自分の文章に見えない」

メールの下書きをAIに任せてみたものの、こう思ったことはないでしょうか。

書いてはくれるけど、自分の文章に見えない

この記事は、その引っかかりへのお答えです。 結論を先に言います。

口調は、言葉で説明するより「過去の自分のメール」を渡すほうが正確に伝わります。

「丁寧に」「堅すぎず」と伝えるやり方もあります。 ただ、その言葉が指す幅は人によって違います。 実物を数通見せてしまえば、幅の解釈がずれません。


用意するのは、送信済みメール3通

必要なのは、あなたが過去に送ったメールです。 新しく書く必要はありません。 送信済みフォルダから、こういう3通を選びます。

  • 用件の違うものを混ぜる(依頼/回答/連絡など)
  • 相手が違うものを混ぜる(長い付き合い/初めての相手)
  • 自分で「これは自分らしく書けた」と思えるもの

3通あれば、共通して出てくる形がだいたい見えます。 社外秘の内容が入っているものは避けて、差し支えのないものを選んでください。


10分でやること

送信済みメールを3通そろえる

新しく書く必要はありません。送信済みフォルダから、下の条件で 3 通を集めます。

  • 用件の違うものを混ぜる(依頼/回答/連絡など)
  • 相手が違うものを混ぜる(長い付き合い/初めての相手)
  • 自分で「これは自分らしく書けた」と思えるもの

社外秘の内容が入っているものは外します。

3 通の本文が、1 つのファイルか 1 つのフォルダにまとまっている

うまくいかないときは

3 通も見つからない → 2 通でも始められます。足りない分は、使いながら足していきます。

「この3通と同じ書き方で」と頼む

説明したのは「3通を読んで、同じ書き方で」だけ

3 通と、返信したい受信メールを渡して、こう頼みます。

添付の3通は私が過去に送ったメールです。読んで、私の書き方の癖をつかんで、 この受信メールへの返信の下書きを、同じ書き方で作って

「丁寧に」とも「フランクに」とも書きません。口調の説明は一切しないのがこの頼み方です。

書き出しの一文が、自分がいつも使っている形になっている

うまくいかないときは

文章が硬い/自分らしくない → 渡した 3 通が似すぎています。相手の違うものに 1 通入れ替えます。

「どこを真似たか」を出させる

真似た点と、その根拠が1対1で並ぶ

続けて、こう送ります。

どこを真似たのか、3通のどこにその形があったかと一緒に一覧にして

根拠が並ぶので、思い込みで作っていないかを目で追えます。出てきた癖の一覧は、そのままあなたの文章のルールになります。

今回は「何卒」を使わない、という癖が拾われました。受信メールの側は「何卒よろしくお願いいたします」で締めています。相手に釣られず、こちらの形を保ったということです。

真似た点と、その根拠が 1 対 1 で並んでいる

うまくいかないときは

根拠が書かれていない → 「3 通のどの行か、引用して」と送り直します。


そのまま送らない

最後に、大事なことを1つ。

下書きは下書きです。 特に、日付・金額・約束ごとは必ず自分の目で確かめてください。 今回の下書きにも、打合せの候補日が3枠入っていましたが、これは実際の予定を見て作ったものではありません。

口調をなぞるのは任せられます。 けれど、その日に空いているかどうかを知っているのは、あなただけです。


まとめ

  • 口調は説明するより、過去の送信メールを数通渡すほうが正確に伝わる
  • 用件と相手が違う3通を選ぶと、共通する形が浮かび上がる
  • 「どこを真似たか」も一緒に出させると、確かめられるし、次に使える
  • 日付・金額・約束ごとは、送る前に必ず自分で確かめる

自分の文章の癖は、自分ではなかなか言葉にできません。 それを見つけて言葉にしてもらう、という使い方でもあります。


次回:「アポ調整を、一言でお願いする」

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