提案書のたたき台を10分で

この記事についてAbout this article

ゴールGoal メール1通から提案書の骨格を出す

こんなあなたへFor you if 提案書づくりで手が止まる方

この記事の要約Summary

問い合わせメール1通から、提案書の骨格を作らせます。白紙と向き合う時間をなくす方法と、空欄の読み方。

所要時間Time
3分 作業時間:約work approx. 15分 min
必要な準備What you need
アプリケーションApps ChatGPTClaudeGemini いずれか1つ・無料で可
データData 引き合いのメール1通

白紙と向き合う時間をなくす。 そして、埋まっていない欄の意味を読む。

※2026年9月時点


メール 1 通でたたき台。空欄は材料の印。埋まるのは渡した分だけ。6 節中 3 節が埋まり、空欄は失敗ではなく材料不足の印。渡した材料、埋まった節、空いた節

問い合わせメール 1 通からでも、たたき台は出ます。埋まるのは渡した材料の分だけで、空欄は材料が足りない印です。失敗ではありません。

「白紙が、いちばん重い」

新規の引き合いが来ました。 提案書を作らないといけません。

そして、真っ白なWordを開いたまま、30分が過ぎる。

提案書のたたき台くらい、AIに作れる?

この記事は、その疑問へのお答えです。 結論を先に言います。

作れます。ただし、埋まるのは「渡した材料の分だけ」です。 そして、埋まっていない欄にこそ意味があります。


15分でやること

渡すのは、先方からの問い合わせメール 1 通だけです。書いてあったのは、従業員 28 名の製造業であること、現在の顧問先との契約が今期で満了すること、月次顧問と年次申告を検討していること、来週オンラインで話したいこと。それだけです。

メール1通を渡して、「推測で埋めないで」と頼む

引き合いのメールをコピーして貼り、続けて下を送ります。

このメールを読んで、顧問契約の提案書のたたき台を作って。 材料に情報がない項目は、埋めずに「■ 要記入」と書いて。 推測で埋めないで

最後の 2 行が肝心です。渡していないのに埋まっていたら、それは調べた結果ではなく、作られた文章です。提案書に載る金額や実績は、そういう形で世に出てはいけません。

たたき台が出てきて、中に「■ 要記入」の欄がある

うまくいかないときは

金額まで書かれている → 「渡していない情報は全部『■ 要記入』に直して」と送り直します。

埋まった欄と、空いた欄を見分ける

埋まっている欄と、空いている欄がはっきり分かれている

6 つの節のうち、埋まったのは 3 つ。背景、進め方、次のご案内です。 空いたのは、提案の骨子、お見積り、当事務所について。

空いているのは、間違えたからではありません。渡していないからです。 料金表を渡せばお見積りの欄は埋まり、実績のファイルを渡せば当事務所についての欄も埋まります。

空いた欄それぞれについて、「渡していない材料」の名前が言える

うまくいかないときは

空欄が多すぎる気がする → 空欄の数は、渡した材料の少なさの目盛りです。次のステップで材料を足します。

足りない材料を1ファイルにまとめる

埋まった欄と空いた欄の境目は、渡した材料の境目と同じ

空いた欄を埋める材料を、1 つのファイルに書き出します。中身はこの 3 つです。

  • 提供しているサービスの一覧
  • 料金表(あるいは考え方)
  • 体制と、話せる範囲の実績

次からはこのファイルも一緒に渡します。6 節のうち 5 節が埋まった状態で出てくるようになります。

自社の情報をまとめたファイルが 1 つあり、次の案件でそのまま渡せる

うまくいかないときは

料金を一律で書けない → 「考え方」で構いません。「月次顧問は従業員数で 3 段階」のような書き方で足ります。

残る 1 節は「その案件に何を出すか」です。そこはあなたが決めるところです。


白紙が消える、という効き方

この使い方の値打ちは、文章がうまくなることではありません。 白紙と向き合う時間が消えることです。

たたき台があれば、人がやるのは「直す」ことになります。 直すのは、白紙から書き始めるよりずっと軽い作業です。 そして、直したくなった箇所こそが、あなたがその案件で本当に言いたかったことです。


まとめ

  • 材料を1つ渡せば、たたき台は出てくる。白紙と向き合う時間が消える
  • 埋まるのは渡した分だけ。空欄は失敗ではなく、材料が足りていない印
  • 「情報がない項目は埋めずに『要記入』と書いて」を毎回添える
  • 自社の情報を1ファイルにまとめておくと、次から埋まる範囲が広がる

金額と実績は、事実でなければ意味がありません。 そこを決めて書き込むのが、あなたの仕事です。


次回:「300枚でも、指示は1回」

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